

人が生きるのは、思い出をつくるためなのかもしれないと思うことがあります思い出は人生を豊にします。建物は、それをつつむ、あるいは背景になるものです。建物、空間のデザインの本質は、カタチではなく、そういう「場面」をデザインすることだと思います。そこには光、風、音、におい、気配や時間という動きがあります。そして、それらの場面と場面をどうつなぐかが重要です。私は、みたこともないような斬新な、というようなことにも魅力を感じますが、それよりも、あじわいがあるとか、なんだかとても心地よい、空間が美しい、というようなもの、いろいろな意味を含んだ、「気持ちいい」もの(快適だ、かっこいい、楽しい、使いやすい、など)また、「永くいい」ものをつくりたいと思います。そして私たちつくり手は、それらは誰のためのものなのかを忘れてはなりません。
















